探偵業の届け出数は、2020年の段階で6379件もあり、年々増加傾向にあります。
それだけ多くの探偵事務所があると、実際何を基準にどこを選べばいいか分からない人がほとんどではないでしょうか?
探偵に調査を依頼するのなんて人生で一回あるかないかくらいですよね。
もちろん旦那が何度も浮気を繰り返す方であれば別ですが、そうそう頼むことはないです。
探偵に頼まれる方は、基本的に問題を解決したいと思って相談されるはずです。
それは、人生にとって分岐点となる問題が多いのも事実でしょう。
浮気の証拠を掴んで、離婚や慰謝料請求されたい方であれば、新しい道へ進む第一歩が探偵になるということです。
そして調査を成功させ、人生を変える一番大きな要因は、探偵選びと言っても過言はないでしょう。
今回は、探偵選びで失敗しないように、探偵の選び方やこんな探偵には注意するべきこと、自分の状況に合わせた探偵の選び方を解説します。
探偵の選び方
探偵に調査を依頼するにあたって、まずみなさんが気にすることはなんでしょうか?
一番気にされる方が多いのは料金ではないでしょうか?
世間一般には、探偵に調査を頼むと高額な料金が掛かってしまうイメージが多いですよね。
よくある質問や疑問点を見て見ましょう。
・HPを見ても料金が複雑で分からない。
・探偵社で料金差が激しい。
・成功報酬型って?
・料金のプランが多すぎてどうすればいいの?
・実際いくら探偵に頼むとかかるの?
上記の様に、疑問に思うことがたくさんあると思うので、まずは探偵の料金システムについてご説明したいと思います。
【探偵の料金システム】
◆時間料金制
時間料金制のプランは、実際に調査員が稼働した調査時間に対して料金が発生するプランのことです。
探偵業界では、一番オーソドックスな料金設定でもあり、多くの探偵社で取り入れられています。
基本的には、『1時間あたりの料金 × 調査員の数 × 調査稼働時間』の計算でトータルの調査費用を出すことができます。
例えば、1時間あたり調査員1名あたりの調査料金が10,000円の探偵社があったとします。
旦那の仕事終わりに浮気を疑っており、仕事が終わった時間から3時間調査したいと考えているとしましょう。
また、調査員2人に調査してもらうことにします。
そうすると、1時間10,000円×調査員2名、1日の調査したい時間が3時間なので、
10,000円×2(人)×3(時間)=60,000円
が一日に掛かる調査費用となります。
浮気する日が分かっていて、短時間で証拠が押さえられそうな方におススメの料金プランになります。
◆パック料金制
パック料金制は、あらかじめ探偵社が決めた定額料金と時間数がセットになっている料金制です。
例をあげると、
『10時間パック10万円』『24時間パック20万円』
など調査する時間数をあらかじめ確保してもらえるため、時間料金制のプランより1時間あたりの料金が下がる事が多いです。
弊社では、このパックプランを採用していますが、他社と違って短い時間でもパック料金として値段を安く設定しております。
◆成果報酬制
成果報酬制は、探偵事務所(もしくは依頼者)が決めた成功条件をクリアすれば費用が発生するというプランのことです。
例をあげると、
『浮気の証拠が1枚撮れたら50万円』『浮気相手の住所が判明したら30万円』
など、調査する内容によって成功の定義が変わる内容になります。
成功しなかったら料金が発生しないのであれば、一番いい制度だと思うかもしれませんが、探偵社との料金トラブルで多いのもこのプランと言えるでしょう。
なぜなら、成功報酬の定義が、探偵側と自分とで考えていたのが違ったなどの問題が発生するからです。
不貞(肉体関係)の証拠が撮れたらと思っていたのに、浮気相手とご飯に行っているだけで探偵社側から成功と言われたなどがよくあります。
また、成功報酬制は、通常の時間料金制とパック料金制に比べて、成功時の料金が割高に設定されているところがほとんどです。
1ヶ月成功報酬制で動いたとして、証拠が掴めなかったら探偵社は潰れてしまいますよね?
タダと言っても実際に動いている訳ですから、その分金額は高くつくわけです。
※注意ポイント
成功報酬制で探偵と契約を結ぶ際は、しっかりと成功の定義を認識し合っておきましょう
まずは自分状況を確認してみる
自分の状況にあった、料金システムのある探偵社を探しましょう。
探偵社によって、料金設定や料金プランが異なるため、一つに絞らずに色んな探偵社を見て見るのも良いでしょう。
※注意ポイント
実際に電話をして話を聞いてみるとHPの料金と違う場合があります。
人数が~や車両が~や報告書~がなど様々な理由で金額を挙げるところがあるので注意しましょう。
まずは、いろんな探偵社に電話や問い合わせでお見積りを出してもらってみてください。
見積もりを出してもらう際には、できるだけ細かい情報を探偵に伝えることで、正確なお見積りが出やすくなります。(1日3時間の調査で水曜日と金曜日で考えていますなど)
弁護士の先生から紹介してもらう
自分では決めかねると思った場合、弁護士の先生から紹介してもらうのも手です。
弁護士の先生が、例えばぼったくりの探偵社や下手な探偵を紹介すると自分の信頼も落としてしまいますよね。
つまり、弁護士の先生が自信をもって紹介をしているところであれば、安心できる訳です。
また、弁護士の先生との関係がある探偵であれば、どんな証拠がどれだけいるかや問題を解決するにはどうすればいいかを協力し、調査を進めていく事が可能です。
探偵、弁護士どちらに先に相談をしても良いですが、自分が納得できる探偵社を選んでくださいね。